2009年11月06日

ハイジ、フランクフルトへ。

アニメ「アルプスの少女ハイジ」といえば、
私たちの世代なら多くの人が通ってきた道。
でも、当時まだ幼すぎた私は、「ユキちゃんかわいい」とか、
「白パンやチーズがめちゃくちゃ美味しそう」とか、
大人になった今残っているのはそんな断片的な記憶だけ。
あ、もちろん「クララが立った!」は言うまでもありません。

今サンテレビ(神戸ローカル)で早朝再放送をやってるので、
ちまちま見ていますが、へぇ〜こんなお話だったのか!
と当時だと絶対気がつかなかった複雑な人間関係を知り、
改めてハイジの面白さ奥深さを実感しています。

ずっと謎だったのが、
おじいさんと山で楽しく暮らしていたハイジが
どういう経緯でフランクフルトなんかに行くはめになったのか。
 
今まさにそのシーンでしたが、けっこう酷いもんですね。

そもそもおじいさんにハイジを無理矢理押しつけた
ハイジの叔母さんデーテが、3年振りに山にやってきて
(ご存じ、フランクフルトの大富豪と縁をもてるチャンスがキッカケで)
これまた無理矢理強奪してしまうわけですが・・・。

ハイジはもう学校へ行く年(8才)になったのに、
学校へ行かせないことや、おじいさんの闇の過去に触れたりと、
デーテおばさんは、散々おじいさんを挑発しこの言葉を吐かせます。

おじいさん
「どこへでも勝手に連れて行って、あの子を腐らせてしまえ!
もう二度とあの子を連れてわしの前に現れるな!!」

デーテ(とても悪そうな顔でニヤリ)
「・・・じゃあ、連れて行ってもいいのね」

おじいさん(うつむいて)
「・・・・・・フン! ハ、ハイジが付いていくわけがない」

デーテ(得意げに)
「あら、そんなこと。あの子に聞いてみなければわかりゃしないわ」

おじいさん(頭を上げて自信満々に)
「いや、あの子は行かん!」


デーテはすぐさま
表で遊んでいたハイジにフランクフルト行きの話を持ちかけるも、
「私はここにいたい」とあっさり断られてしまいます。当然でしょう。

が、

フランクフルトに行けば、
ペーターのお婆さん(目が見えなくて歯が弱い)に
やわらかい白パンをお土産に持って帰れる、という想定外の
エサでまんまとハイジを釣り上げてしまうデーテ(ニヤリ)。

ハイジの「今日中に帰れる?」の問いに
「え、ええ、帰りたくなったら、い、いつでも帰れるわ(汗)」と
適当にお茶をにごしたデーテをすっかり信用してしまい、

ハイジ「おじいさーん、ヨーゼフー! いってきまーす!!」

その底抜けに明るい大声と小さくなっていく後ろ姿に、
まさか! と目を疑い呆然と立ちつくすおじいさん。
その後、おじいさんとペーターの落胆の様子が描かれるわけですが、
涙無くしては語れないエピソード。その演出に乾杯。
純真無垢なハイジに大人のズルさ満載のデーテがとても対照的。

アルプスの少女ハイジ第18話は、私の中で殿堂入りが決定しました。
来週からは、いよいよロッテンマイヤー編に突入です。
posted by ひらら at 20:14| 兵庫 晴れ| Comment(6) | TrackBack(0) | 映画・テレビ・本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。
チバテレビでも再放送していて初めて見ています。
こちらではクララが山に訪れてきた辺りです。
自分勝手なデーテの行為がなかったらハイジもクララに会えなかったし…。
と思うと複雑な思いです。
Posted by フェリッペ at 2009年11月06日 21:23
▼フェリッペさん
お、千葉ではこちらの一歩先を行ってるんですね。
たしかに、デーテの一連の行動がなければ、
ハイジがおじいさんやペーターや山を知ることなく
普通の町の娘として平凡な人生を送っていたかもしれない

と思うと複雑な部分はありますね。物語なればこそ、ですか。
Posted by ひらら at 2009年11月07日 08:52
おじぃーーーさーーーーん!

こんばんわ。
昔のアニメはなっかなかにひどい描写を
さらりと放映してましたよね。
ケロッコデメタンとか、フランダースの
犬も大人がそうとう汚かったりひどかっ
たりしたましたよね。

でもそういうところでナニカを学んでい
たのかもしれませんね。

Posted by そあ at 2009年11月07日 20:10
▼そあさん
ケロッコデメタンは名前を初めて知りましたが(^_^;
フランダースの犬はつい最近まで見てたのでわかります。
あの世界にいたハンスというズルい大人さえ
いなければネロは大人になれたかもしれません。

>でもそういうところでナニカを学んでい
>たのかもしれませんね。

それはあるかもしれませんね。
単に酷い人もいますが、大人になってから見ると
「あ、この人まともなこと言ってる」と思わせてくれる
人もいたり、昔の作品はなかなかに深いです。
Posted by ひらら at 2009年11月08日 00:03
ハイジは「パン美味しそう」「木の器でスープ飲んでみたい」
な食い意地ばっかの思い出だけで、そんなに知らないのですが
ひららさんの文章の描写のハイジが
あまりに今の(人を疑うことを知らない)ムスメに似てて
自分が呆然と立ちつくすおじいさんになってました(; ;)
Posted by ナフォ at 2009年11月09日 00:16
まず、、、フェリッペさんスイマセン!
最初のレスが呼び捨てになっていましたので、
修正させていただきました。m(_ _)m

▼ナフォさん
>ハイジは「パン美味しそう」「木の器でスープ飲んでみたい」

まさに私もそんな感じの記憶だけだったので、
今見返してみていろんな発見に驚きとおしの毎日です。

>あまりに今の(人を疑うことを知らない)ムスメに似てて

そんな娘さんにプリキュアの合間に
ハイジを見せてあげるとさらによい子に育つかもしれませんよ〜。
Posted by ひらら at 2009年11月10日 00:55
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